【AdobeStock】売上が5倍になった話

一昨年の夏に始めたAdobeStockのコントリビュータープログラム。
2年続けた結果、2024年6月の売上が昨年の5倍になりました。継続は力なのか?
今回はそのお話をしたいと思います。

最初にこれだけは…

煽ったタイトルになってしまいましたが、まず、昨年6月の売上が非常に低かったことをお伝えしておきます。今年6月の売上が昨年の5倍になったのは、出発点が非常に低かったことが大きな要因です。

5倍の売上というとすごいように聞こえますが、昨年6月の売上は非常に少なかったため、5倍でも大したことはありません。AdobeStockはストックフォト業界の中では高単価ですが、そもそもストックフォトの単価は皆さんが考えているよりもずーっと低いのです。ストックフォトの1年目は、多くの人がほとんど売れませんので、2年目から売上が伸びてくるのはごく普通のことなんです。その点、お察しください。

AdobeStock売上アップの要因

金額的には少なくても、5倍は5倍です。どうして売上が上がったのか気になりますよね。
自己分析してみると、2つの要因が思い当たります。
「アセットの数が増えたこと」「生成AI画像の寄稿を始めたこと」の2点です。

まず、アセットの数について。去年の6月のアセットの数は約1.700点。今年の6月のアセットの数は約3.500点。約1年間、地道に寄稿してきたので随分とアセットの数が増えました。倍以上になりましたね。単純にアセットの数が増えると売上は多少上がりますが、内容によって売上の変動があるものです。もっと少ないアセット数でたくさん売り上げている方もたくさんいらっしゃるので、それに比べると私は数で勝負していますね…。

そして、生成AI画像です。一昨年にストックフォトを始めてから昨年までは、ほとんど花ばかり撮っていましたが、昨年から生成AI画像を寄稿し始めました。
生成AI画像は最初は全く売れませんでしたが、時代の流れで?徐々に売れるようになり、対象が広がったことで今では花素材と同じぐらい売れるようになっています。花は季節によって写真を撮り辛くなりますが、生成AI画像は季節を問わず生成できるのが強み。これが売上アップの大きな要因だと思います。

生成AI画像に挑戦

昔から新しいものが大好きなので、約30年前にインターネットに飛びついた時と同様に、昨秋、50手前にして生成AIに飛びつきました。生成AIは凄い!呪文(プロンプト)を唱えたらいろんなものが生成できるなんて、魔法のようです。

生成AI画像は、プロンプトを書いたら一瞬で生成できると思われるかもしれませんが、今のところ、そう簡単にはいきません。プロンプトの表現次第で稀にうまくいく場合がありますが、LightroomやPhotoshopで修正を加える必要があることがほとんどです。写真のレタッチよりもずっと時間がかかります。そのため、生成AI画像が売れるととても嬉しいです。

プロンプトの工夫次第で全く画像が変わるので、たくさんメモを取りつつ目下研究中(魔法の勉強)です。慣れないうちは、抽象的な背景画像を作るのがおすすめです。具象は物にもよりますが、手を中心に細部の表現がまだまだ難しいですね〜。物を増やすと因果関係がおかしくなるし。生成AIに関する詳細は、またの機会にお話しますね。

キラキラした光素材
抽象的な背景素材なら細部が気にならないので生成しやすいです。

たかが5倍、されど5倍。

過去30年間お給料がほとんど伸びていない日本人にとっては、僅かであっても本業以外の収入があるのは嬉しいものです。それが好きな写真の対価としてなら尚更!
ストックフォトは、「不労所得」と呼ばれますが、一言で不労所得とは言い切れないような苦労や努力が必要です。時間をかけてたくさん寄稿して漸く形になった仕組みがうまく波に乗れば、自動的に一定の不労所得が入るかもしれないという世界。うまく軌道に乗せるためにはかなりの時間と努力と工夫が必要なようです。

私が言いたいのは、ストックフォトは儲かるよ!という話ではなく、写真を撮ることが好きな方なら工夫しながら地道に続けることで売上が上がるかも?という可能性レベルのお話です。正直に言うと、お金儲けをしたいなら、ストックフォトはやらない方がいいと思います。ほとんどの場合、労働とその対価が釣り合いませんから。もっと他にいい仕事はたくさんあるはずです。
でも、たとえば、育児や介護に従事する方で、なかなか外でのまとまった労働時間を捻出するのが難しい場合や、ご自身が病気で働けなくなってしまった場合、また、今のような不安定な世の中で仕事がなくなった時のリスクヘッジにしたいと考えた場合、ストックフォトのようなストック型ビジネスは力を発揮してくれると思います。あくまでも副業としてですけどね。

▲AdobeStockを始めるならこちら。

写真を撮るのが好きなことを前提に、努力と工夫を継続すれば、ストックフォトはきっと、力になる(と思いたい)。
今までの努力が少し実ってちょっと軌道に乗ってきた感じがするので、備忘録として書いてみました。
数字が伸びていくのってやる気出ますね。

ストックフォトのお仲間も欲しいので、Twitter(Xという癖はつかない)で気軽にお声がけくださいね。
今後もみなさまのお役に立てる素材を作っていけるよう精進いたします。

サーフィンハムスター
『サーフィンハムスター』
漸く波に乗ってきた!ということで生成AIで作ってみた画像。こんな画像ですが、なかなか思い通りの画像にならなくて、実は苦労しています。
▲私のAdobe Stockはこちら。よかったら使ってくださいね〜。

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【AdobeStock】無料コレクションに採用された話(2024年版)

一昨年の夏に始めたAdobeStockのコントリビュータープログラム。
初心者ながらもマイペースに約2年続けたら、今月の売上が昨年の4倍を超えました。成長…。その成果は6月の「無料コレクション」という名のボーナスプログラム(コンテンツの買取)にも反映されたので、今回はそのお話をしたいと思います。

AdobeStock(アドビストック)とは…
Adobe(アドビ)が提供するストックフォトサービスです。クリエイターが高品質な写真、イラスト、ビデオクリップ、テンプレートなどのコンテンツを提供し、ユーザーはこれらの素材をライセンス契約して使用できるというプラットフォームです。
Adobe Creative Cloudアプリケーション(Photoshop、Illustrator、Premiere Proなど)と連携し、直接アプリケーションから素材を検索・ダウンロードし、作業をスムーズに進めることができる為、多くのデザイナーやクリエイターに利用されています。

▲AdobeStockを始めるならこちら。

コントリビュータープログラムとは…
クリエイターが作品をAdobeStockに投稿して収益を得ることができるプログラムのこと。AdobeStockのサイトから自分のアセットを販売し、他のユーザーに提供することができます。

アセットとは…
AdobeStockではストックフォト素材のことをアセットと呼びます。

まず、昨年のお話から。
昨年5/25頃に写真素材の無料コレクションノミネートが通知され、45枚の写真がノミネートされました。しかし、結果はたった2枚の採用。正直、「ゲッ!少な!」と思いましたが、無料コレクションに採用されると1枚採用につき5ドルの報酬を得られるので、10ドルのボーナスが貰えた!と考えると結構嬉しかったのを覚えています。Adobe Stock歴2年なので、昨年は初めてのこと続きでナニコレ?と検索ばかりしていました。
今年は2年目なので、無料コレクションの一連の流れがわかりました。
昨年の私のように「ナニコレ?」と検索してこのページに辿り着いた方の為に、以下にまとめてみたいと思います。

Adobe Stock 無料コレクションとは…
Adobe Stockが提供する無料のアセットコレクションです。
無料コレクションのアセットは全てAdobe Stockで過去に1枚以上の販売履歴があるものの中から選ばれています。Adobeが独自の観点でセレクトしています。
コントリビューターは、Adobeからノミネートされたアセットの中から提出するアセットを選択することができます。提出されたアセットは、Adobeの審査を経て、採用の可否が決まります。
採用されたアセットは、1年間AdobeStockの無料コレクションとしてサイトに掲載され、利用者はアセットを無料で利用できます。コントリビューターにはアセット1枚の採用につき5ドルの前払い金が支給されます。無料コレクションとして採用されたアセットは、1年間のうち何度ダウンロードされてもコントリビューターへの支払いは前払い金以外ありません。
6月の無料コレクションは「写真」のみのコレクションです。動画も6月なのかな?イラストは9月にあるのかな。その辺は私自身経験がないのでわかりません…。ごめんなさい。

5/22~25頃 ノミネート

6/5頃 提出期限

6/26~27頃 採用通知

*無料コレクションの採用期間は1年間。
*採用1枚につき5ドルが前払いされる。
*1度採用されたアセットは翌年もノミネートされる。
*採用が決定するまでのノミネート、審査期間中は通常通り販売できる。

これらは私の経験を踏まえてのまとめなので、詳細はAdobe Stockの公式サイトで確認してくださいね。

無料コレクションで迷うのは、ノミネートされたアセットを提出するか否かです。つまり、ノミネートされたアセットが1年間1枚につき5ドル以上ダウンロードされるかどうかという見極めです。私の場合は、たまにヒットするアセットもありますが、ほとんどが5ドルも稼げないアセットばかりなので、迷うことなく全て提出しています。

不思議なことに、去年も今年も採用されたアセットは「なぜこれが?」と思うようなものばかりでした。
もしかしたら、無料コレクションってコントリビューター救済措置なのか?と思うほどに、5ドルのダウンロードは到底無理だろうなあと思わせるアセットばかりが選ばれています。なぜ。それは無料だからなの?

以下に、今年採用された私の無料コレクションから一部の写真をご紹介します。数は少ないですが、無料なので良かったらご利用くださいね(写真はダウンロードページにリンクしてます)。

シャクヤク
『シャクヤク』
芍薬の花です。無愛想なタイトル。まんまそれです。
梅の花
『春の訪れを告げる梅の花』
城南宮(多分…)で撮った白い梅の花です。
淀水路の河津桜
『京都 淀水路の河津桜』
毎年見に行ってます。早咲きの桜で色味が強いので写真映えしますよ。めちゃ混みますが…。

そして、最後に、今年の無料コレクションの結果は…159枚ノミネート中の7枚採用でした。厳しい!でもありがたい!
Adobeさんはこういったコントリビューター向けのボーナスプログラムを用意してくれるので、厳しいストックフォト業界の中でもクリエイター思いなのかな。中には著作権を譲渡しないといけない会社もありますからねえ。私は著作権だけは絶対に譲渡したくないので登録していませんが。

今年も上半期がもうすぐ終わろうとしていますが、売上は今のところ大したことないなりに徐々に右肩上がりになってきてます。この先どうなるかわかりませんが、下半期もコントリビュータープログラムを楽しみながら地道に投稿していきたいと思います。私のアセットをお買い上げいただいた方々、どうもありがとうございます!今後もみなさまのお役に立てる素材を作っていけるよう精進いたします。


▲私のAdobe Stockはこちら。以前はほぼ「花と植物」でしたが、昨年から生成AI画像も作り始めましたよ。特に、背景素材をどんどん増やしているので、よかったら使ってくださいね〜。

【Adobe Stock】の件でTBSテレビ『THE TIME,』の取材を受けた話

一昨年の夏に始めたAdobeStockのコントリビュータープログラム。
初心者ながらもマイペースに約2年続けたら、今月の売上が昨年の3倍以上になりました。そんな矢先に偶然にもテレビ取材が舞い込んだのです。

Adobe Stock(アドビストック)とは…
Adobe(アドビ)が提供するストックフォトサービスです。クリエイターが高品質な写真、イラスト、ビデオクリップ、テンプレートなどのコンテンツを提供し、ユーザーはこれらの素材をライセンス契約して使用できるというプラットフォームです。
Adobe Creative Cloudアプリケーション(Photoshop、Illustrator、Premiere Proなど)と連携し、直接アプリケーションから素材を検索・ダウンロードし、作業をスムーズに進めることができる為、多くのデザイナーやクリエイターに利用されています。

ほんまに取材対象は私でいいんですか?
何かの間違いとちゃいますか?
と思いつつ、zoomで取材を受けました。スタッフさんは気さくな良い方でとてもお話しやすかったのですが、なにしろ「緊張しい」なのでめちゃくちゃ緊張して途中で何を話してるのかわからなくなりました。そのへん編集の力でなんとかなれ!

明日6/25、TBSの朝の情報番組『THE TIME,』で少し放送される予定です。
5:20〜8:00放映中のうち、6時台か7時台の「ニュース関心度ランキング」というコーナーで紹介されます。

以下にご紹介している写真は、今回の取材で番組に提供した写真です。
明日の放送は一瞬なのかもしれません。でもその一瞬が私にとっては大事件でした!というお話。

貴重な体験をさせていただきました。番組スタッフのみなさま、ありがとうございました!

追記:これを書いた翌朝に連絡をいただいて、同じくTBSテレビの「昼おび」さんでも取材の様子が放映されました。奇跡。

河津桜
昨年一番人気、いまだに売上一位の河津桜です。
蓮の花
今年に入ってからよく売れている蓮の花。今、シーズンですね。
アヤメ
お気に入りのアヤメ。お気に入りが売れると嬉しいものです。
AI_初老のご婦人
生成AIの初老のご婦人。日本では現在賛否両論の生成AIですが、私は生成AI推しです。生成AIでいかにナチュラルな画像を作れるかに挑戦しています。
AI_犬と猫
こちらも生成AIです。yahoo!ニュースさんで使っていただきました。
▲私のAdobe Stockはこちらです。
▲AdobeStockを始めるならこちら。

【Adobe Stock】の審査基準と採用される為の工夫の話

昨夏に始めた Adobe Stock のコントリビュータープログラム。
初心者ながらもマイペースに1年続けたら、少しずつ売れるようになってきました。6月には「無料コレクション」というボーナスプログラム(コンテンツの買取)にも少しですが採用していただくことができ、コントリビュータープログラムの楽しさを実感できた一年でした。

今回は、年々厳しくなるAdobe Stockの審査基準と採用される為の工夫の話をしたいと思います。オマケとして誰も興味がないであろう私の約半年間のAdobe Stock生活のメモも付記しています。

Adobe Stock(アドビストック)とは…
Adobe(アドビ)が提供するストックフォトサービスです。クリエイターが高品質な写真、イラスト、ビデオクリップ、テンプレートなどのコンテンツを提供し、ユーザーはこれらの素材をライセンス契約して使用できるというプラットフォームです。
Adobe Creative Cloudアプリケーション(Photoshop、Illustrator、Premiere Proなど)と連携し、直接アプリケーションから素材を検索・ダウンロードし、作業をスムーズに進めることができる為、多くのデザイナーやクリエイターに利用されています。

コントリビュータープログラムとは…
クリエイターが作品をAdobe Stockに投稿して収益を得ることができるプログラムのこと。Adobe Stockのサイトから自分の作品を販売し、他のユーザーに提供することができます。

現在、私が登録しているストックフォトサイトは3つ(AdobeStock・PIXTA・shutterstock)あるのですが、Adobe Stockは、その中で最も審査基準が厳しく、そして最もよく売れます。他社では採用された作品もAdobe Stockでは容赦無く却下されるのが日常で、審査基準はかなり厳しいと思います。でも、審査が厳しいということは、それだけ高品質な素材しか採用しないということ。私がストックフォトを利用する際には、まず、品質に定評のあるAdobe Stockから探そうと思いますし、写真を撮影する際には、Adobe Stockの採用基準に適うものを作りたいと思います。
それではAdobe Stockが設ける審査基準とはどのようなものなのでしょうか。

最近撮ったヒマワリ。競合多数でも需要の多い被写体は売れますね。

Adobe Stockの審査基準

  • 技術的な要件
  • 提供される写真やイラスト、ビデオなどの素材は、解像度やフォーマットなどの技術的な要件を満たしている必要があります。ノイズやブレ、不適切な露出などの技術的な問題がある素材は審査に合格しません。(私はほとんどこの理由で却下されています)

  • 著作権とライセンス
  • 提供される素材は著作権を侵害していないことが求められます。また、商用利用可能なライセンスを持つことが必要です。自分が撮影した作品であることや、使用されている素材が合法的に入手されたものであることを証明する必要があります。

  • コンテンツの品質
  • 提供される素材は高品質でなければなりません。照明、構図、色合いなどが適切で、クリアで美的または商業的魅力があるコンテンツが求められます。

  • モデルとプロパティリリース
  • 人物や私有財産などが写っている場合、適切なモデルリリースやプロパティリリースが必要です。これらのリリースがない場合は、審査に合格しません。

Adobe Stockの審査は厳格ですが(年々厳しくなっていると評判)これらの基準を満たす高品質なコンテンツを提供することで、多くのクリエイターが成功しているのも事実です。しっかりと審査基準を理解し、採用される為には適切な素材を提供することが重要ですね。

シロバナヒガンバナ
そろそろ秋の写真が売れ始めています。ヒガンバナでも白いのは珍しいですよね。

Adobe Stockで採用される為に私が工夫している5つのこと

  • 作品のクオリティに注意する。
  • Adobe Stockは特にノイズに厳しいので、ちょっと怪しいなあと思う写真は必ずノイズ除去をします。あと、Instagramで日本人に人気があるような薄くふわっとした写真、被写体がフワフワしたもの、水面の揺らぎ、大きなボケ等もAIにはねられやすいので投稿しないようにしています。

  • キーワードをたくさんつける。
  • 競合が少ない被写体の場合は、そのものとわかるキーワードだけでも購入されることが多いですが、競合が多い被写体になればなるほどキーワード付けを頑張った方がいいようです。制作サイドが求めがちな「コピースペース」「背景」などのキーワードは入れた方が検索されやすくなりますよ。桜の写真を投稿した時にはかなりキーワード付けを頑張りました。その甲斐あってか、現在最も売れている作品は競合多数の桜の写真だったりします。

  • 一度に同じ被写体を提出しない。
  • 審査中の写真に同一の被写体が存在するといずれかが却下されることが多いようです。同じ被写体の写真を投稿する時には審査時期をずらして提出する方が採用率が上がると思います。

  • 競合が少ない被写体を選ぶ。
  • こんなもの撮ってもなあ…と思うものが意外と売れたりするのがストックフォトの面白いところです。ただ、Adobeさんの場合は美的基準が厳しいと思うので、まず絵的に綺麗で珍しいものという基準で対象を探して撮ったりしています。

  • 気にしない、あきらめない。
  • 全般的に審査が厳しいAdobe Stockですが、日によってとてもスムーズに審査が通る時と容赦無く十数枚一気に却下される時があります。最初にAIがチェックしているようですが、人間による審査となると、担当者によって差が出てくるように思います。だから、「この写真結構いいのになぜ却下なの?」と思った時にはファイル名を変えて再提出するとしれっと採用されたりすることがあります(個人の意見です)。だから、却下されても落ち込まず、気にしない。少しだけレタッチしてあきらめずに投稿してみたら採用されるかも?しれませんね。

他にも、季節のイベントに関連する作品は、その2、3か月前に投稿すると、検索ランキングの上位に表示される可能性が非常に高くなるそうです。特に年賀状などの干支関連のコンテンツは、みなさん半年前から投稿されているようですよ。

キキョウ
桔梗の花。構図が気に入っています。これも売れた写真です。

工夫を凝らした写真のレタッチ、面倒なキーワード付け作業を経て、晴れて審査に通過したとしても、ユーザーのニーズに合致し、気に入って頂けないと購入されないのがストックフォトです。厳しい。
売れたとしても単価が高いわけではない(ストックフォトの業界の中ではAdobeは高い方)ので、数売れないと微々たる収益。ほんとうに写真が好きじゃないとやってられない作業なのかもしれません。でも、Adobe Stockは商用利用可能なライセンスを提供しているので、自分の写真がもしかすると世界の広告やマーケティング、Webデザイン、印刷物など、商業的なプロジェクトに採用されるかもしれません。そういった「お金じゃない楽しみ」の部分に価値を見出せる人でないと継続は難しいのかな。

最もよく売れる桜の写真。河津桜は一般的な桜(染井吉野)に比べると色が濃いので写真映えします。桜の枝のフレーム感とみんな大好きな青空効果で人気が出たのかな。

以下に、参考になるのかどうかわかりませんが(多分ならない)この約半年間の私のAdobe Stock生活を箇条書きにまとめてみます。

その後のAdobe Stock (2022/11-2023/07)

2022年11月
2週目ぐらいから売り上げが落ち苦戦。登録枚数は月末に900枚になる。

2022年12月
売れ行き好調。12月はよく売れます。登録枚数1.000枚達成!

2023年1月
1月は売れません。私の写真販売は花の写真がメインですから。

2023年2月
2月も売れません。私の写真販売は花の写真がメインですから。

2023年3月
花咲く春がやってきた!売上好調。

2023年4月
花咲く春は売上好調!

2023年5月
花咲く春は売上好調!売上枚数の最高記録達成!

2023年6月
6月は不調。無料コレクション(買取)に助けられる。

2023年7月
前半不調。なぜか最後の週にまとめて売れる。登録枚数1.835枚。(今ココ)

春に撮ったモッコウバラも人気で複数枚売れています。

最近はAdobeさんの審査が激遅の為、あまりアップできていないのですが、それでもそこそこの売上はキープできています。ストック収入ってすごい。始めたての昨年と比べると好調な売れ行きです。お買い上げありがとうございます!

Adobe Stockコントリビュータープログラムを通して、あらためて写真の楽しさと難しさを実感しています。私のストックフォトは場を想定して作り込むことのない素人的お散歩写真です。売れたとしても上限は見えている感じですが、作り込むことが得意な方や、ほんとうに写真がお上手な方はストックフォトで限界突破できそうですね。今後は、量より質を重視してよりクオリティの高いコンテンツを提供できるよう頑張っていきたいと思います!写真が売れる喜びは何にも替えがたいもの。写真を撮るのが好きな方は、ぜひ一度Adobe Stockコントリビュータープログラムを試してみてくださいね。

▲私のAdobe Stockはこちら。激戦テーマの「花と植物」がメインです。寄稿者が多すぎるから「花は売れない」とよく言われますが、また需要も多いテーマなので、これからも花を撮り続けていこうと思っています!よかったら使ってくださいね〜。



▲AdobeStockを始めるならこちら。

【Adobe Stock】 を始めて2ヶ月で写真が売れた話

最近、web仕事の合間に運動不足解消を兼ねてカメラ散歩をしています。
花を撮るのが好きなので自然の多いところへ出かけるのですが、これがなかなか良いのです!まず、よく歩くので運動不足解消になるし、緑を眺めていると、PC画面で疲れた目が徐々に回復していくのがわかります。カメラのフォーカスを合わせる時の集中力は、コーディングの時の集中力とはまた違った気持ちよさがあり良い気分転換になります。

今までにだいぶん写真が撮り溜まってしまったので、そろそろ写真のポートフォリオを作ろうかなと考えていました。そんな矢先に見つけたAdobe Stock。このストックフォトサイトは、ポートフォリオとしても使えるし、申請時には作品の審査もしていただけて、採用されればストック型ビジネスにもなるということで、面白そうなので始めてみました。

Adobe Stockとは、あらゆるクリエイティブプロジェクトに利用できる高品質なロイヤリティフリーの写真、ビデオ、イラスト、ベクター、3D、テンプレート数千万点を厳選して、デザイナーや企業、教育機関、官公庁向けに提供するストックフォトサービスです。

Adobe Stockに写真をアップロードしてタグ付け(日本語でOK)後、承認申請すると、3〜4日ぐらいでアドビから採用・不採用のメール連絡が来ます。審査は厳しめだと思います。私は申請しても6〜7割しか通過しません。審査落ちの理由はザックリとですが、教えてもらえるので勉強になります。採用されるとAdobeの透かしが入った写真がマイライブラリページにストックされます。個人的には、このAdobeの透かしが嬉しいのです。自分が撮った写真にあのAdobeの透かしが入っているよ!と、売れなくてもまずこの段階で既に嬉しい…。笑。

マイライブラリの管理画面。Adobeの透かしが嬉しい。この写真も売れた写真です。

Adobe Stockのメリット

  • 簡単に無料で写真の販売登録ができる
  • 販売審査に通った写真のライブラリがポートフォリオになる
  • 販売審査で写真の実力を試せる
  • ストック型収入(継続的に収入を得る仕組み)になる
台風時期の強風の中で撮ったフジバカマ。花の写真が売れると嬉しい…。

デメリットはほぼないんじゃないかと思いますが、強いて言えば「審査でNGになった際の理由がザックリ過ぎて不明瞭なこと」です。明らかにNGという理由がはっきりしている場合は納得がいくのですが、私は大半の写真が「品質の問題」というボンヤリした理由のNGで落とされているので、毎度モヤっとしています。そして、「結局、下手って言いたいんやんな!」と少しスネたりもします。運営側になって考えれば、大量の投稿写真にいちいちNG理由を伝えるなんて大変過ぎる作業だから、その辺曖昧でもまあ仕方ないことなんですけどね。

最初は不採用になるたびに凹んでいました。PhotoshopやIllustratorを提供している世界のAdobeのストックフォトサービスだから仕方がないとは思いつつ、やっぱり「却下」の文字を見ると毎度凹みます。

でもまさか登録後2ヶ月で自分の写真が売れるとは!!
写真が好きなだけの素人でも審査に通れば世界のAdobeで写真を販売できるんですね。何事もやってみないとわかりませんね。数打てば当たる感じなのか、世界規模で探せばニッチな需要があるものです。世界は広い。以下にこの半年の動向を箇条書きにまとめてみます。

Adobe Stock (2022/5-2022/10)

今年のGWにスタート
(連休明けぐらいまではコンスタントに写真をアップしていた)

何の反応もなく仕事も忙しくでその後しばらく放置…

約2ヶ月後、なぜか1枚売れる!
(アイキャッチにしているツツジの写真。複数枚売れてます。)

すっかり嬉しくなってその後もポツポツと写真をアップ

9月半ばに登録枚数300枚達成

10月末に登録枚数600枚達成!(今ココ)

来年は卯年ということで撮ったうさちゃん。何枚か撮ってどれも人気の売れ筋です。

今月は月末に登録枚数が600枚を越したからか、2桁枚数売れました。先月と比べるとなかなか好調な売れ行き。まさかそんなに売れるとは思っていなかったのでビックリです。一体どこのどなたがお買い上げくださったのか。とにかくありがとうございます!

ストックフォトは1.000枚登録後から売れ始めるとよく聞きます。何より写真の質が大切だけど、数多い写真の中から見つけてもらう為には量をアップすることもまた大切なのかな。
しかし、ストックフォトで収益を得ることを一番の目的にしてしまうと、作業量の多さに収入が見合わないとやめたくなってしまうと思います。収益を得ることは二次的なもの、副産物的に捉えた方が末長く楽しくストックフォトを続けられるんじゃないかな。写真の練習になる上にお小遣い稼ぎにもなるなんてラッキー!と気楽に構えて取り組むと、かなり楽しいストックフォトなのです。自分の写真が世界の誰かの役に立ったと思うと嬉しいものですよね。

写真を撮るのが好きな方、写真を誰かに評価してほしいと思っている方、ロイヤリティフリーの画像をお探しの方にAdobeStockおすすめです!

▲私のAdobeStockはこちら。花の写真と京都の風景など。よかったら使ってくださいね〜。

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